

ややこしすぎる格安SIM
格安SIMはここ数年で契約者も急増中で、人気ですが、どんなサービスなのかいまいちピンときていない人も多いでしょう!
初心者にはなかなか理解しがたい格安SIMも疑問を解消して理解すれば、その大きなメリットの虜になるでしょう。
そんな格安SIM、格安スマホの疑問を誰でもわかるように基礎知識から契約まで紹介していくのでぜひ参考にしてみてください。
目次
- 1 ややこしすぎる格安SIM
- 2 格安SIM、格安スマホのQ&A、疑問を解決しよう!
- 3 「入門編」
- 3.1 Q:格安SIMはなぜ安いの?
- 3.2 Q:格安SIMはどのくらい安くなるの?
- 3.3 Q:SIMカードって何でしょうか?
- 3.4 Q:MVNOとは何ですか?
- 3.5 Q:安いから速度は遅くならないの?
- 3.6 Q:キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)と比べてデメリットは?
- 3.7 Q:格安SIMの契約時の流れは?
- 3.8 Q:格安SIMでデータSIMと音声SIMの違いは?
- 3.9 Q:SIMカードのサイズって何が違うの?
- 3.10 Q:格安SIMの回線を合わせるってどういうこと?
- 3.11 Q:格安SIMの契約時に必要なものとは?
- 3.12 Q:格安SIMは未成年でも契約できるの?
- 3.13 Q:支払いはクレジットカードしかできないの?
- 3.14 Q:格安SIMをネットで契約すると、どのくらいでSIMが届くの?
- 3.15 Q:格安SIMの乗り換えはいつがおすすめなの?
- 3.16 Q:格安SIMはどこで契約すればいいの?
- 3.17 Q:格安SIMを契約する前に使い勝手を知ることはできないの?
- 4 「機能編」
- 5 「スマホ本体(端末)編」
- 6 「格安SIMのプラン編」
- 7 「便利編」
- 8 まとめ
格安SIM、格安スマホのQ&A、疑問を解決しよう!
「入門編」
Q:格安SIMはなぜ安いの?
A:広告費や人件費、維持費がかからないからです。
格安SIMは通信回線をキャリアからレンタルして借りています。ですからアンテナや通信サービスの管理や維持費が不要です。また広告やショップもキャリアと比べると少ないため格安にすることができるのです。
Q:格安SIMはどのくらい安くなるの?
A:半額以下になります。
格安SIMというと安くなることは知っていますがどのくらい安くなるのかは知らない人も多いでしょう。今契約しているプランと、今後契約するプランによって大きく変わるので一概には言えませんが、ほぼ同条件のプランであれば、乗り換えることで半額以下になることも普通にあります。
Q:SIMカードって何でしょうか?
A:加入者の契約内容が記録されたICカードです。
SIMカードとは、携帯電話の情報や契約情報が記録されているチップのことです。スマホ本体の中に入っているICカードですがこれを入れ替えることで契約先を変更したりすることができます。
Q:MVNOとは何ですか?
A:格安SIMを提供している会社です。
MVNOとは仮想移動体通信事業者のことで、キャリアから通信回線を借りて格安SIMを提供している会社のことです。例えばIIJmioやmineo、楽天モバイルなどがそれに当たります。
Q:安いから速度は遅くならないの?
A:ランチタイムの時間帯は注意が必要です。
格安SIMはキャリアから通信回線をレンタルしているため、アクセスが集中するランチタイムの時間帯に影響を受けることが多い傾向にあります。みんながスマホをよく使う時間帯は速度が落ちやすくなりますがWi-Fiなどの併用でカバーすることもできます。
Q:キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)と比べてデメリットは?
A:速度に影響があります。
格安SIMはどうしてもキャリアから通信回線をレンタルしているためキャリアの方が優先になってしまいます。毎月の料金を安くするなら我慢したいところです。
Q:格安SIMの契約時の流れは?
A:SIMサイズ→音声通話あり・なし→データ容量の順に選んでいきます。
格安SIMの契約時に選ぶことはSIMのサイズ、SIMの種類、データ容量です。まずは自分が使うスマホのSIMカードのサイズを把握して同じサイズのSIMカードを選ぶ必要があります。そして音声 SIMかデータSIMの選択、最後に使いたいデータ容量のギガを選ぶ流れとなっています。
Q:格安SIMでデータSIMと音声SIMの違いは?
A:音声通話ができるかどうかです。
格安SIMのSIMカードの契約時には3種類のSIMから選部ことができます。1つ目はデータSIM、その名の通りデータ専用のSIMで音声通話ができません。2つ目はSMS付データSIMです。データ通信に加えてSMS(ショートメール)が使えます。3つ目は音声SIM、データ通信やSMS、音声通話の全ての機能が使えます。キャリアから乗り換えてそのまま使いたい場合は音声SIMを選びましょう。
Q:SIMカードのサイズって何が違うの?
A:大きさが違うだけです。
SIMカードには標準SIM、MicroSIM、nanoSIM、と3種類あります。サイズを間違えると利用できないので今お使いのSIM、もしくはこれから使うスマホのSIMがどのサイズなのか契約前に確認しておく必要があります。
Q:格安SIMの回線を合わせるってどういうこと?
A:回線を合わせることで簡単に格安SIMが利用できます。
格安SIMはドコモ・au・ソフトバンクなどキャリアの回線を借りて運用しています。なのでドコモで買ったスマホはドコモ系の回線を使った格安SIM、au系ならauの回線を使った格安SIMに合わせることで比較的簡単に格安SIMへの乗り換えが可能です。
Q:格安SIMの契約時に必要なものとは?
A:本人確認書類とクレジットカードが必要です。
格安SIMの契約時に必要なものは運転免許証やパスポートなどの本人確認書類、月額料金の支払いに利用するクレジットカード、今使っている電話番号が引き継げるMNP予約番号、申し込み時に確認メールの受信を行うメールアドレスです。
Q:格安SIMは未成年でも契約できるの?
A:音声SIMは親の承諾が必要です。
格安SIMに乗る変える場合、ほとんどがデータSIMではなく音声SIMを選ぶと思いますが、音声SIMの場合、18歳未満は親の同意が必要です。家族で格安SIMを使うなら親回線と子回線シェアして使うのがおすすめです。
Q:支払いはクレジットカードしかできないの?
A:基本的にはカード払いですが・・口座振替もできるところもあります。
格安SIMの支払い方法は基本的にはカード払いですが、口座振替に対応するMVNOもあります。口座振替できるのはUQモバイル、楽天モバイル、Yモバイルです。
Q:格安SIMをネットで契約すると、どのくらいでSIMが届くの?
A:最短2日〜1週間ぐらいかかります。
格安SIMをネットで契約すると、郵送でSIMが自宅に届きます。その期間は最短で2日、長くて1週間程度かかります。乗り換え時には回線の切り替えの設定が必要なので、各MVNOに従いましょう。
Q:格安SIMの乗り換えはいつがおすすめなの?
A:キャリアの契約から2年目〜2年2ヶ月です。
キャリアで契約すると2年縛りとなっているので、途中解約すると違約金が発生します。どのキャリアも解約時に違約金が発生しないタイミングがありますが、その時期が契約から2年目〜2年2ヶ月となっています。そのタイミングをすぎると、また自動的に2年契約が継続されるので注意が必要です。違約金はどのキャリアとも9,500円と高額なので、乗り換えのタイミングには注意しましょう。
Q:格安SIMはどこで契約すればいいの?
A:どのMVNOも公式サイトのHPから契約することができます。
格安SIMはネットから簡単に契約できるのが特徴です。その他家電量販店や店舗などで契約することもできますが、地方では店舗がない場合もあるのでネット契約がおすすめです。
Q:格安SIMを契約する前に使い勝手を知ることはできないの?
A:プリペードSIMでお試しできます。
いきなり本契約するのが不安ならお試しで使えるプリペードSIMがおすすめです。全てのMVNOで用意されているわけではありませんが、楽天モバイル、mineo、UQモバイル、OCNモバイルONEなどが対応しています。
「機能編」
Q:格安SIMはデザリングができるの?
A:ドコモ系なら問題なくできます。
格安SIMに乗り換えたらデザリングできなくなるのではないか、と不安に思っている人も多いようですが、基本的にドコモ系なら問題なくできます。ただし、au系のSIMでiPhoneを使う場合は注意が必要です。組み合わせによってはデザリングできなくなります。auのiPhoneでどうしてもデザリングしたいならUQモバイルを選択しましょう。ただし対応するのはiPhone6s以前のモデルです。7以降ではデザリングできません。
Q:格安SIMはLINEの年齢認証ができるの?
A:残念ながら基本的にはできません
格安SIMではほとんどがLINEの年齢認証に非対応なのでID検索はできません。友達登録にはQRコードやふるふるを利用しましょう。どうしても使いたい場合は、YモバイルとLINEモバイルは年齢認証対応なので、そちらを選びましょう。
Q:SMSとは何のこと?
A:ショートメールです。
SIMカードには、音声SIM、データSIMのほかにもう1つSMS付データSIMというのがあります。でもこのSMSというのは何なのかわからない人も多いようです。SMSとはショートメールのことで、短い文章でメッセージを送ることができるサービスです。LINEなどSNSを利用する時などの認証コードを受信する時などに使われることもあります。
Q:格安SIMで今使っている電話番号は使えるの?
A:MNPを利用すれば問題なく使えます。
通信会社の乗り換えをするときに気になるのが今使っている電話番号がそのまま使えるのかどうかですよね。でもその点は大丈夫です。格安SIMに乗り換えても、MNP(モバイル・ナンバー・ポータビリティ)を利用すればキャリアからそのままの電話番号を利用できます。ただしMNPは各キャリアで自分で行う必要がありMNP転出料金が2,000〜3,000円かかります。
Q:格安SIMにも解約時の違約金があるの?
A:音声SIMでは、最低利用期間があり解約時の違約金が発生します。
キャリアでは2年契約が当たり前で途中解約は9,500円の違約金が発生しますが、格安SIMも音声SIMは6〜12ヶ月程度の最低利用期間が設けられている場合が多いです。各MVNOがどのくらいの最低利用期間があるのが事前に確認しておきましょう。
Q:今まで使っていたアプリはそのまま使えるの?
A:使用可能です。
今使っているスマホにSIMだけ入れ替えて格安スマホにする場合は、今まで使っていたアプリは何もせずに継続して使うことができます。また新しいスマホに変えてもLINEやtwitter、Facebookなどは同じアカウントでログインすればそのまま利用できるので前もってアカウントとパスワードを確認しておきましょう。
Q:格安SIMは田舎でもちゃんと使えるの?
A:電波エリアは変わらないので問題なく使えます。
格安SIMはキャリアの通信回線を借りているので、電波が届くエリアも変わりません。田舎だから地方だからと行って遅くなったりつながらないということはありません。
「スマホ本体(端末)編」
Q:SIMフリーって何ですか?
A:キャリアのロックがかかっていないスマホのことです。
通常キャリアで契約したスマホでは、ほかの会社で勝手に使えないようにSIMロックというロックがかかっています。それに対してSIMフリー端末というのは、このロックがかかっていない端末です。つまりSIMフリー端末では通信業者を選ばず、基本的にどのSIMカードを差し込んでも使うことができます。どこの格安SIM会社を選んでもいいように、新しくSIMフリースマホを購入するという選択をしてもOKです。
Q:SIMフリースマホはどこで購入できるの?
A:店舗でもネットでも購入できます。
SIMフリースマホは中古ショップや店舗でも購入できますが、ネットの格安SIM会社の公式サイトからも購入できます。お気に入りの最新スマホは選べないこともありますが、スマホ本体とSIMをセットで契約することでお得なキャッシュバックを受けることもできるので検討してみましょう。
Q:今使っているスマホをそのままで格安スマホにできるの?
A:ドコモ端末ならほとんど可能です。
あなたがドコモで契約したスマホを使っているなら、今使っているスマホをそのまま格安SIMを差し替えるだけで格安スマホ化できます。これはMVNOの業者のほとんどがドコモの回線を借りているからです。auやソフトバンクの場合はSIMロック解除が必要となるので一手間かかってしまいます。
Q:今使っているスマホに格安SIMが使えるか知るための確認方法は?
A:MVNO公式サイトの動作確認一覧をチェックしましょう。
あなたが使っているスマホをSIMだけ入れ替えて使えるかどうかは、各MVNOの公式サイトで確認できます。「動作確認一覧」として公開されているので、自分のスマホの機種を入力して調べてみましょう。
Q:iPhoneでも格安SIM(スマホ)にできますか?
A:基本的に可能です。
iPhoneでもSIMフリー版やSIMロック解除をしておけば問題なく利用できます。ただiPhone 6s以前はSIMロック解除できないので回線を合わせる必要があります。
Q:白ロムって何ですか?
A:キャリアで販売していたスマホのSIMが抜かれた状態の中古端末のことです。
白ロムはキャリアで販売していた端末からSIMカードが抜かれたものです。SIMフリー版とは違いので注意しましょう。ドコモ系ならドコモ回線を利用している格安SIM会社でしか使えません。
Q:SIMロック解除できない端末は格安スマホにできないの?
A:今使っているキャリアの回線と合わせれば使えます。
SIMロック解除できないスマホでもロック元のキャリアと同じ回線を使っているMVNOを選べば格安SIMは使えます。ただしau・ソフトバンクは使えないSIMもあるので各メーカーの動作確認を参考にしてください。
「格安SIMのプラン編」
Q:格安SIMの料金プランはどうなっているの?
A:データ量=基本料というわかりやすい料金体系です。
格安SIM会社の料金体系は、基本的にまずデータ容量を選ぶことで、基本料金のベースが決まります。そこに通話プランのオプションをプラスすることで全体の月額料金が決まるという形となっています。データ容量は3GB、音声通話は10分以内かけ放題、という感じで選択していきます。
Q:格安SIMのデータ容量は何GBを選べばいいの?
A:あなたがどのくらい使うのか目安を確認してみましょう。
データ容量はあなたがどのくらい、どのようのネットを使うかによって全然変わってしまいます。目安としては、ほとんどネットを利用しない場合は1GB、多少はネットも楽しみたいなら3GB〜5GB、動画をよく見る人は7GB以上がおすすめです。また家や職場にWi-Fi環境があって利用できる場合はこの目安より少なくても大丈夫です。初めての人は3GBを目安に選択する人が多いです。
Q:格安SIMでも家族割、家族間でのデータシェアはできるの?
A:MVNOによっては利用できるプランもあります。
キャリアでは家族割やデータシェアできますが、格安SIMでもIIJmioのように家族で容量を分けあえるファミリープランを提供しているところもあります。20GBなど大容量のデータプランを契約して家族でシェアすれば毎月のスマホ代の節約にもつながります。
Q:格安SIMでも通話かけ放題は使えるの?
A:オプションを選択することで使えます。
キャリアでは通話のかけ放題をつけることができますが、格安SIMでもオプション追加をすることでかけ放題をつけることができます。多くのMVNOでは5分〜10分のかけ放題で月額800円程度、ワイモバイルでは月額1,000円で完全かけ放題にすることができます。
Q:格安SIMのかけ放題の種類は?
A:3分・5分・10分・時間制限なし、といろんな種類があります。
格安SIMではいろいろなかけ放題プランのオプションを選ぶことができますが、もっとも主流なのは5分〜10分です。どれを使えるかは各MVNOによって異なりますが、3分や時間制限なしで通話できるところもあるので、通話プランで自分に合ったMVNOを探すのもいいでしょう。
Q:格安SIMでは途中でプラン変更はできるの?
A:会員サイトからいつでもできます。
格安SIMのプラン変更は専用会員サイトの「マイページ」からいつでも行うことができます。実際に適用されるのは時間差がありますが申し込みはいつでもできます。
Q:格安SIMでは余ったデータ容量は繰越できないの?
A:できるところとできないところがあります。
多くのMVNOでは、余ったデータの翌月繰越しに対応しています。繰越し期限はだいたい翌月までとなっています。ただしYモバイルとUーモバイルでは繰越しできないので覚えておきましょう。
Q:格安SIMのデータ通信量、どのくらい使ったか確認するには?
A:会員サイトのマイページでチェックしよう。
キャリアと同じように格安SIMでも、自分が今どのくらいのデータ通信量を使っているのか専用会員サイトにログインしてマイページを見ることで確認することができます。自分が選択したデータ容量が適切なのか使いながら確認してプランの見直しの参考にしましょう。
「便利編」
Q:カウントフリーって何ですか?
A:特定のアプリの通信量がカウントされない便利なサービスです。
あなたがネットを利用する目的は何でしょうか?SNS、動画、音楽、色々あると思いますが、特定にアプリをよく使う場合はカウントフリーを利用することでデータ容量の節約をすることができます。例えばあなたが動画をよくみるのであればYouTubeがカウントフリーのプランを選ぶことで、YouTubeのデータ通信量が無料になります。各MVNOによって何のサービスがカウントフリーになるのか違うので確認してみましょう。
Q:スマホでYouTube動画をいっぱいみたいけどおすすめのSIMは?
A:BIGLOBEモバイルがおすすめです。
BIGLOBEモバイルにはエンタメフリーというオプションがあり、これを利用すると、YouTubeがカウントフリーになり、ギガを気にせず動画が楽しめます。YouTubeの他にもAbemaTVもカウントフリーとなるうれしいサービスです。
Q:スマホでゲームをいっぱい楽しみたい、おすすめのSIMは?
A:LinksMateならゲームアプリがカウントフリー
スマホでゲームを楽しみたいなら、全26種類のゲームアプリがカウントフリーなるLinksMateがおすすめです。ただ完全無料ではなく通信費の90%OFFとなります。
まとめ
難しい格安SIMの疑問点をQ&A方式で紹介させていただきましたが理解できたでしょうか?
初心者にはどうしてもわからない格安SIMの仕組みも何となく理解してもらえたことだと思います。
今回こちらでは、パッとみで簡単に理解できるように要点だけを説明して一覧で紹介することを意識しました。
こちらを上から順番に見るだけで理解が深まると思いますが、もっと詳しく知りたいという人は、こちらのカテゴリーでも紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。





















